共分散分析(傾きが異なる場合)
2.
|
[マクロ]>[完全実施要因]を選択します。
|
2.
|
[追加]ボタンをクリックします。
|
3.
|
「列の選択」リストで、AとXを選択し、[交差]をクリックします。
|
「Cleansing.jmp」サンプルデータにおいて、 3つの「ポリマー」によって、「石炭の粒子」の除去に違いがあるかを調べます。ただし、浄化槽の「pH」によって、ポリマーの除去効果は違ってくるので、「pH」を共変量としてモデルに含めます。また、3つの「ポリマー」において、「pH」と「石炭の粒子」の回帰直線の傾きは異なると仮定します。
1.
|
[分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
|
2.
|
3.
|
4.
|
[マクロ]>[完全実施要因]を選択します。
|
「モデルのあてはめ」ウィンドウは傾きが異なる共分散分析の指定のようになります。
図2.15 傾きが異なる共分散分析の指定
レポートに表示される回帰プロットを傾きが異なる共分散分析に示します。この回帰プロットには、回帰直線とデータ点が表示されています。「pH」と「ポリマー」の交互作用を含めているので、直線の傾きは「ポリマー」によって異なります。ただし、この交互作用に関わらず、分析に用いたpHの範囲内において、ポリマーAの除去力が最も強いことが、回帰プロットを見るとわかります。傾きが異なる共分散分析のように点に色を付けるには、[行]>[列の値による色/マーカー分け]を選択し、「列の値によるマーカー分け」のリストから「ポリマー」を選択して[OK]をクリックします。
図2.16 傾きが異なる共分散分析