変量効果の各水準に対する予測量は、BLUP(Best Linear Unbiased Predictor; 最良線形不偏予測量)と呼ばれています。研究者の間には、BLUPを重要な統計量とみなす意見と、手法の副産物として生じるだけでそれ自体はあまり意味がないとする意見があります。
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[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Baseball.jmp」を開きます。
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2.
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[分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
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3.
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「打率」を選択し、[Y]をクリックします。
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「選手」を選択し、[追加]をクリックします。
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「モデル効果の構成」ボックスで「選手」を選択し、[属性]ポップアップメニューから[変量効果]を選択します。
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[実行]をクリックします。
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モーメント法とREML法での推定値の比較は、RELM法による最小2乗平均と、 EMS法(モーメント法)による最小2乗平均を示しています。EMS法のレポートにおける最小2乗平均は、BLUPではなく、選手ごとの単なる標本平均です。REML法のレポートでは、BLUPが使われます。REML法のレポートを見ると、打席数が3回しかないSuarezの最小2乗平均は、打席数の多い他の選手の推定値よりも全体平均に向かって縮小しています。