不確定性を具体的に説明するのは難しくありません。コインを何回か投げるとしましょう。各結果は独立しています。コインを投げて表が出る確率は0.5です。2を底とする対数では、-log(0.5)は1になります。コインを投げたときにh回続けて表が出る確率は、次のような式で表されます。
これらの式を、hについて解くと、次のようになります。
統計的な分析を行う際、根底には-logp、つまり不確定性があります。統計の文献では、不確定性は、「負の対数尤度」(negative log likelihood; 符号を逆にした対数尤度)と呼ばれています。