このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


my list = {1, 2, 3};
your list = List( 4, 5, 6) ;
my matrix = [3 2 1, 0 -1 -2];
If( Y < 20, X = Y );
Table Box( String Col Box( "年齢", a ) );
括弧は式の中の演算をグループ化します。次の括弧は、If()式内の演算をグループ化しています。
y = 10;
If(
	Y < 20, X = Y,
	X = 20
);
関数の引数を括弧で囲みます。次の例では、Open()関数の引数を括弧が囲んでいます。
Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
括弧は、引数が不要な場合でも、関数名の最後を示します。たとえば、Pi関数は引数を持ちません。しかし、JMPがPiを関数と識別するには括弧が必要です。
Pi();
メモ: 括弧は必ず対で使用してください。どの ( にも ) が必要です。対になっていない場合はエラーとなります。
i = 0;
j = 2;
セミコロンは、次のIf()式のように、カンマで区切られた引数をつなぐこともできます。
If( x < 5, y = 3; z++; );
セミコロンと同じ機能を持つ関数はGlue()です。セミコロンとGlue()の詳細については、第 “演算子”を参照してください。
二重引用符はテキスト文字列を囲みます。スペースや大文字/小文字を含め、二重引用符内のすべてが入力したとおりに受け取られ、評価はされません。"Pi() ^ 2"を二重引用符で囲んだ場合、それは単なる文字の羅列であり、10に近い値を指すわけではないのです。
引用符付き文字列の中で二重引用符を使用する場合は、各二重引用符の前にエスケープシーケンス\!(バックスラッシュと感嘆符)を挿入します。たとえば、次のスクリプトを実行してウィンドウのタイトルを見てみましょう。
New Window( "\!"こんにちは\!" は引用符付き文字列です",
	Text Box( Char( Repeat( "*", 70 ) ) )
);
ホスト環境に適した改行文字を挿入1

1

あるまとまった箇所で、エスケープ文字を何回も指定しなければならない場合があります。そのような場合は、\[...]\を使用すれば、括弧内でエスケープシーケンスが不要(使用不可能)になります。次に、二重引用符文字列の中で\[...]\を使用している例を示します。
jslPhrase = "これをJSLで実行するには、次のように記述します。\[
	a = "hello";
	b = a|| " world.";
	Show(b);
	]\そして、スクリプトを実行します。";
演算子内のスペース、および1つの数値内の桁間のスペースは許可されません。そのようなケースではエラーが生じます。たとえば、i++にある2つの+の間にスペースを入れたり(i+ +)、数値の途中にスペースを挿入したりすることはできません(4 343と同じではありません)。