ヒント: ログウィンドウを開いたままにして、実行したスクリプトの出力を確認しましょう。[表示]>[ログ]を選択し、ログウィンドウを表示します。詳細については、「スクリプト作成のツール」章の「ログの使用」(61ページ)を参照してください。
次の例では、「Big Class.jmp」データテーブルを開き(それにより、このデータテーブルが「現在のデータテーブル」になります)、「体重」列の行2を指定します。ログを見ると、123という値が戻されていることがわかります。これは、行2の「Louise」の体重です。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt:weight[2];
dt = Data Table( "My Table" ); // すでに開いている「My Table」という名前のテーブル
dt = Current Data Table(); // アクティブなウィンドウにあるテーブル
dt = Data Table( 3 ); // 3番目に開かれたテーブル
参照のあるデータテーブルが開いたら、<<演算子かSend関数を使ってデータテーブルにメッセージを送ります。次の例では、両方の使い方を示します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Save();
Send( dt, Save() );
参照 << メッセージ( 引数 );
Current Data Table() << Save();
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一連のメッセージを1つのステートメントに連ねることもできます。コマンドは左から右へと評価され、各コマンドが、影響するオブジェクトの参照を戻します。次の例は、「My Table」という名前の新しいデータテーブルを作成し、そこに2つの列を追加した後、データテーブルを保存します。
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dt = New Table( "My Table" );
dt << New Column( "Column 1" ) << New Column( "Column 2" ) << Save( "" );
この例では、各メッセージがデータテーブル(dt)の参照を戻します。
New TableとOpenは、まだ存在しないオブジェクトを作成するためのコマンドです。オブジェクトが作成できたら、そのオブジェクトに変更を求めるメッセージを送ります。オブジェクトは自身を削除できないので、オブジェクトを閉じるには、オブジェクトのコンテナを閉じる必要があります。
次の例は、テーブルを作成し、dt変数にデータテーブル参照を割り当てます。そのデータテーブルの参照にNew Columnメッセージを送ります。これらの列のいずれかを削除する場合は、列そのものではなく、データテーブルの参照にDelete Columnsメッセージを送ります。
dt = New Table( "Airline Data" );
dt << New Column( "Date" );
dt << New Column( "Airline" );
dt << Delete Columns( "Date" );
1.
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[ヘルプ]>[スクリプトの索引]を選択します。
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2.
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リストの中から[すべてのカテゴリ]を選択します。
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3.
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リストの中から[Data Table]を選択します。
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Show Properties()コマンドを使用することもできます。このコマンドは、メッセージのリストを印刷したい場合やコピーしたい場合に便利です。Show Properties()コマンドは、データテーブルに送ることのできるメッセージを「ログ」ウィンドウに一覧表示します。Show Properties()は、データテーブルや列など、スクリプト可能なオブジェクトを引数としてとるコマンドです。データテーブルのプロパティを表示するには:
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
Show Properties( dt );
[サブテーブル]は、JMPのメニューに表示されるコマンドセットを指します。たとえば、「Tables」というサブテーブルは、JMPの[テーブル]メニューを表します。このサブテーブルに、インデントされた形で表示されるメッセージは、[テーブル]メニューのコマンドに該当します。メッセージの多くに、短い説明がついています。
[アクション]のラベルがあるメッセージはすべて、何らかのアクションが実行されます。スクリプトでしか使用できないものには、[スクリプトの場合のみ]のラベルがつきます。ブール値の引数をとるメッセージには、[ブール値]のラベルがつきます。
[分析]メニューと[グラフ]メニューのプラットフォームがプロパティのリストに表示されているのは、プラットフォーム名をメッセージとしてデータテーブルに送ることができるからです。プラットフォーム名をメッセージとして送ると、そのデータテーブルに対して通常の起動ウィンドウが開きます。プラットフォームに関連するスクリプトの書き方については、「プラットフォームのスクリプト」章(421ページ)を参照してください。
dt << Distribution( Y( :Name("身長(インチ)") ) );
メモ: Show Propertiesは、データテーブルだけでなく、プラットフォームとディスプレイボックスにも使用できます。
これらのプロパティに関する詳細は、JMPの[スクリプトの索引]を参照してください。[スクリプトの索引]では、サンプルスクリプトの実行や変更もできます。[ヘルプ]>[スクリプトの索引]を選択し、[オブジェクト]リストの中でプロパティを探します。