このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


JMPのレポートの代表的なディスプレイボックスに示されているように、 JMPのレポートは、さまざまな種類の長方形のボックス(ディスプレイボックス)を入れ子にしたり、並べたりすることにより、階層的な形で作成されます。この節では、レポートを操作する方法、レポートからデータを抽出する方法、そしてレポートをカスタマイズする方法を解説します。
アウトラインボックス(Outline Box)では、アウトラインによる階層が作成されます。
ピクチャーボックス(Picture Box)では、軸、フレーム、およびラベルを組み合わせてグラフが構成されます。
テーブルボックス(Table Box)は特殊な横方向ボックス(H List Box)で、文字列および数値列から構成されます。
ディスプレイボックス間の階層的な(親子)関係は、ディスプレイツリーと呼ばれるディスプレイボックスのツリーを形成します。他の(子)ボックスを内包する(親)ボックスの場合、親ボックスのサイズは、何らかの固定した値ではなく子ボックスのサイズによって決まり、それに応じて全体のディスプレイサイズが変えられるようになっています。同様に、ボックスの位置は、その前にあるボックスの位置によって決まります。ツリー用語で言うと、サイズはボトムアップ式、配置はトップダウン式に決まります。