デバッガはJMPの新しいインスタンスとして起動します(デバッガウィンドウ)。元のインスタンスは、スクリプトによって何らかの操作を必要とするものが作成されるまで、操作不可能になります。操作の必要なものが作成された場合、ユーザがそれを実行するまで、デバッガウィンドウの方が操作不可能になります。その後、制御が再びデバッガに戻ります。JMPの元のインスタンスでの作業に戻るには、デバッガを閉じなければなりません。
図4.10 デバッガウィンドウ
呼び出された式、関数、またはInclude()ファイルにステップインすることなく、1行のすべての式、または複数行にまたがる複雑な式を実行します。
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[グローバル]タブにはグローバル変数がリストされ、スクリプトの各ステップを実行するにつれて値が更新されます。変数は、初期化の際に追加されます。実行済みのスクリプトによってグローバル変数が定義されている場合は、デバッガの起動時に、それらの変数と現在の値が表示されます。詳細については、第 “変数の確認”を参照してください。
[ローカル]タブにはすべての変数がスコープ別にリストされ、スクリプトの各ステップを実行するにつれて値が更新されます。メニューからスコープを選択できます。詳細については、第 “変数の確認”を参照してください。
コードの各ステップを実行していく際、値を確認したい変数または式の値がある場合は、ここに追加します。これは、スクリプトで多くの変数を使用していて、[グローバル]や[ローカル]のリスト内で確認するのが難しい場合に特に便利です。詳細については、第 “ウォッチの操作”を参照してください。
行に対してブレークポイントを追加、編集、削除したり、無効または有効にしたりできます。詳細については、第 “ブレークポイントの操作”を参照してください。[ブレークポイント]タブで行をダブルクリックすると、カーソルがその行に移動します。