このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


Customize Tests関数を使用すると、カスタムテストを作成し、複数のテストを一度に選択または選択解除できます。テスト名、n、ラベルを指定できます。このオプションは、計量値または計数値の管理図でのみ使用できます。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Quality Control/Diameter.jmp" );
dt << Control Chart Builder(
	Variables( Subgroup( :日付 ), Y( :直径 ) ),
	Customize Tests( Test 1( 2, "1" ) ), // テスト番号、n、ラベル
	Chart( Position( 1 ), Warnings( Test 1( 1 ) ) ), // 「テスト1」をオンにする
	Chart( Position( 2 ) )
);
qc_col(列の名前)
qc_test(異常が検出されたテスト)
qc_sample(標本番号)
qc_firstRow(標本の第1行)
qc_lastRow(標本の最終行)
警告が自動的に実行されるようにする1つの方法は、作成したスクリプトを「QC Alarm Script」という名前のデータテーブルスクリプト、または列プロパティとして格納することです。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Quality Control/Coating.jmp" );
obj = dt << Control Chart(
	Sample Size( :サンプル ),
	KSigma( 3 ),
	Chart Col( :重量, XBar, R ),
	Alarm Script(
		Write(
			"テストで異常 ",
			qc_test,
			" 列 ",
			qc_col,
			" サンプル ",
			qc_sample
		)
	)
);
obj << Test 1( 1 );
Speak関数を使って、管理図のテスト結果を音声で通知させることもできます。以下に例を示します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Quality Control/Coating.jmp" );
dt << Control Chart(
	Alarm Script(
		Speak(
			Match( QC_Test,
				1, "1点がAゾーンを超えています",
				QC_Test, 2,
				"連続した9点がCゾーン以上にあります", QC_Test,
				5,
					"連続した3点のうち2点がAゾーン以上に
					あります"
			)
		)
	),
	Sample Size( :サンプル ),
	Ksigma( 3 ),
	Chart Col( :重量, Xbar( Test 1( 1 ), Test 2( 1 ), Test 5( 1 ) ), R )
);
これらのスクリプトで、JSL警告コマンドのSpeakWriteMailを使用することができます。
「フェーズ(phase)」とは、データテーブル内の連続するオブザベーションをグループにまとめたものです。たとえば、新しい工程で生産を開始する前と後は異なるフェーズだと定義できます。指定したフェーズ変数の水準ごとに新しいシグマ、限界値のセット、ゾーン、テストの結果が計算されます。
「Diameter.jmp」の各フェーズに対し、限界値を設定する例を次に示します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Quality Control/Diameter.jmp" );
dt << Control Chart(
	Phase( :フェーズ ),
	Sample Size( :日付 ),
	KSigma( 3 ),
	Chart Col(
		:直径,
		XBar(
			Phase Level(
				"1",
				Sigma( .29 ),
				Avg( 4.3 ),
				LCL( 3.99 ),
				UCL( 4.72 )
			),
			Phase Level(
				"2",
				Sigma( .21 ),
				Avg( 4.29 ),
				LCL( 4 ),
				UCL( 4.5 )
			)
		),
		R( Phase Level( "1" ), Phase Level( "2" ) )
	)
);