グループごとに平均を計算して、その要約された平均でクラスター分析したい場合には、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、起動ウィンドウに[対象のID]ボックスが表示されます。グループ別にしたい列を[対象のID]に指定します。[要約したデータ]オプションは、それらの水準ごとに平均を計算し、それらを入力データとして扱います。
データが距離を表している場合には、このオプションを選択します。対象がn個の場合、この距離データにはn個の行とn + 1個の列が必要です。1つの列(通常は第1列目)には、n個のオブザベーションそれぞれを一意に識別する値が含まれている必要があります。それ以外の列は、対象と対象との間の距離を表すn個の値が含まれている必要があります。次のような検証が行われます。
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[データは距離行列]オプションを選択した場合は、距離を含む列を[Y, 列]に指定し、識別する値を含む列を[ラベル]に指定します。[ラベル]に指定する列には文字型のデータが含まれている必要があります。例については、第 “距離行列の例”を参照してください。
[積み重ねたデータ]オプションを選択すると、起動ウィンドウに[属性のID]テキストボックスと[対象のID]テキストボックスが表示されます。
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1つの列を[Y, 列]に指定します。
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ヒント: 2次元座標での観測値を分析する場合には、このオプションとともに[空間的な指標の計算]オプションも役立ちます。たとえば、ウエハーのダイごとに、1行ずつデータが記録されていたとします。この機能を用いると、ウエハーを空間的な指標を用いてクラスタリングできます。第 “空間的な指標でウエハーの不適合をクラスタリングする例”を参照してください。
[要約したデータ]または[積み重ねたデータ]を使用している場合は、「欠測値でないデータが不足しています。」というJMPの警告の意味がわかりにくいかもしれません。この警告は、以下のような場合に表示されます。
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[通常のデータ]では、0~1行以外のすべての行において、「Y, 列」変数の少なくとも1つが欠測値となっている場合。
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[要約したデータ]では、「対象のID」列で要約したときに、0~1行以外のすべての行において、要約された「Y, 列」変数の少なくとも1つが欠測値の場合。クラスター分析されるデータを確認するには、[テーブル]>[要約]を選択し、「対象のID」列を[グループ化]に、「Y, 列」変数を[統計量]>[平均]に指定してください。
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[積み重ねたデータ]では、「属性のID」列で分割したときに、0~1行以外のすべての行において、分割された「Y, 列」変数の少なくとも1つが欠測値の場合。クラスター分析されるデータを確認するには、[テーブル]>[列の分割]を選択し、「属性のID」列を[分割する列]に、「Y, 列」変数を[分割する列]に、「対象のID」列を[グループ化]に指定してください。
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