この例では、32種類の哺乳動物を対象に、8種類の歯の数を数えて記録した「Teeth.jmp」データテーブルを使います。「多次元尺度構成」プラットフォームで、歯に基づいた哺乳動物の類似度を調べます。この例では、変換として、間隔尺度の変換を用います。この元データは、比例関係がある尺度になっています(たとえば4本の歯は、2本の歯の2倍です)。間隔尺度以外の尺度(たとえば順序尺度)の変換を試してみてもいいでしょう。
1.
|
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Teeth.jmp」を開きます。
|
2.
|
「哺乳動物」列を右クリックし、[ラベルあり/ラベルなし]を選択します。
|
3.
|
[行]>[行の選択]>[すべての行を選択]を選択します。
|
4.
|
[行]>[ラベルあり/ラベルなし]を選択します。
|
5.
|
[分析]>[多変量]>[多次元尺度構成]を選択します。
|
6.
|
7.
|
「データ形式」から[属性の元データ]を選択します。
|
8.
|
「変換」から[間隔尺度]を選択します。
|
9.
|
[OK]をクリックします。
|
図9.6 「多次元尺度構成」レポート
「Shepard図」と「あてはめの詳細」を見ると、多次元尺度構成プロットが、歯の観点から見た哺乳動物の類似度をよく表していることがわかります。「ストレス」の値は0.093と低く、類似度の予測値と変換値のあてはめを示すR2は0.96と高い値です。「あてはめの詳細」には、類似度の実測値を変換したときに使われた切片と傾きが表示されています。