このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


「Tiretread.jmp」データテーブルで、「摩擦」のみを3因子で予測するとしましょう。この例では、「摩擦」を予測するために、一般化回帰モデルをあてはめます。次に、このモデルでバギングを実行します。最後に、新しく追加されたデータに対して予測値を求め、その予測の精度を検討します。検討材料として、予測の信頼区間を求めます。
1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Tiretread.jmp」を開きます。
3.
「摩擦」を選択し、[Y]をクリックします。
4.
「手法」のリストから[一般化回帰]を選択します。
5.
「シリカ」「シラン」「硫黄」を選択し、[追加]をクリックします。
6.
[実行]をクリックします。
7.
[実行]をクリックします。
1.
5.
[各予測を計算式として保存]が選択されていることを確認します。
6.
[OK]をクリックします。
メモ: この設定では、第 “バギングを使用して予測精度を高める例”よりも処理に時間がかかる可能性があります。標本数が大きいほうが、予測分布の推定が向上します。
データテーブルのウィンドウに戻ります。「予測式 摩擦 バギング平均」「標準誤差 摩擦 バギング平均」、「標準偏差 摩擦 バギング」の3つの新しい列が追加されています。「予測式 摩擦 バギング平均」列が、最終的な予測値です。
1.
データテーブルで、[行]>[行の追加]を選択します。
2.
「追加する行数」に「1」と入力し、[OK]をクリックします。
3.
新しい行の「シリカ」の列に、「0.9」と入力します。
4.
新しい行の「シラン」の列に、「43」と入力します。
5.
新しい行の「硫黄」の列に、「2」と入力します。
図3.34 新しい行の値
6.
7.
「バギング 摩擦 (500/0)」を選択し、[転置する列]をクリックします。
8.
[OK]をクリックします。
9.
10.
「行 21」を選択して、[Y, 列]をクリックします。
11.
[OK]をクリックします。
12.
「行 21」の赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[表示オプション]>[横に並べる]を選択します。
図3.35 「一変量の分布」レポート
「一変量の分布」レポートの「一変量の分布」レポートには、各バギングモデルからの摩擦の予測値の分布情報が表示されています。新しく追加したデータに対する「摩擦」の最終的な予測値は104.44です。これは、M個のバギング予測の平均値です。この予測値の標準誤差は、4.56です。分位点から、この新しく追加したデータに対する予測値の信頼区間も求めることもできます。この例では、新しい予測値の95%信頼区間は、95.89~112.98です。