このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


「応答のスクリーニング」の機能は、独立したプラットフォームとして、または「モデルのあてはめ」プラットフォームの手法として呼び出すことができます。独立したプラットフォームとしては、「応答のスクリーニング」で実行される分析に示すように、「二変量の関係」プラットフォームと同じ検定を実行します。「モデルのあてはめ」の手法としては、線形モデルやロジスティックモデルをあてはめて、各効果に対して検定を行います。
検定を何度も行うと、まったくの偶然だけで有意となってしまう確率が大きくなります。このため、生のp値を何らかの方法で調整する必要があります。「応答のスクリーニング」では、FDR(False Discovery Rate;偽発見率)を制御するように、多重性の調整を行ったp値を算出します。偽発見率(FDR)とは、「有意とされた仮説の中における、実際には有意でない仮説の割合」の期待値です(Benjamini and Hochberg 1995, Westfall et al.2011)。
JSLコマンドSummarize Y by Xは、「応答のスクリーニング」プラットフォームと同じ働きをしますが、プラットフォームのウィンドウは生成されません。詳細については、『スクリプト構文リファレンス』の「Summarize YByX」を参照してください。