管理図にプロットされる統計量を変更することができます。第 “統計量”を参照してください。
シグマの計算方法を指定します。第 “σ”を参照してください。
管理図で仕様限界の表示/非表示を切り替えます。データテーブルに「仕様限界」の列プロパティがある場合のみ表示されます。この列プロパティの使用方法については、『JMPの使用法』の「列情報ウィンドウ」章を参照してください。
管理図に描き、かつ、テストに用いる管理限界を設定できます。「管理限界の設定」ウィンドウで[OK]をクリックすると、指定した管理限界がすべてのグループに適用されます。指定した管理限界を削除するには、もう一度このオプションを選択します。
グラフ領域にばらつきに関する管理図を追加します。グラフの種類は、[点]のオプションで変更できます。ばらつき図は、範囲・標準偏差・移動範囲など、ばらつきを表す統計量のいずれかをプロットした管理図で、データの変動を表します。このオプションは、計量値管理図の場合にのみ表示されます。
管理図に関するいくつかのテストを選択できます。用意されているテストの詳細については、第 “テスト”を参照してください。このオプションは、計量値管理図と計数値管理図の場合にのみ表示されます。
どのウェストガードルールを用いるかを選択できます。ウェストガードルールは、ゾーンではなくσを基準とするので、一定の標本サイズを想定しなくても計算できます。テストの詳細については、第 “ウェストガードルール”を参照してください。このオプションは、計量値管理図と計数値管理図の場合にのみ表示されます。
右クリックメニューまたはウィンドウの左側に表示される[警告]オプションには、テストを選択するための[テスト]サブメニューがあります。このサブメニューから、特殊原因のテスト(Western Electricルール)を複数選択することができます。Nelson(1984)は、管理図での特殊原因テストを番号で分類しました。標本サイズが一定かどうかに関係なく、これらのテストは使用できます。
特殊原因のテストの説明および解釈は、8つのテストの解説、特殊原因のテストのグラフは各テストのグラフです。テストの説明では、次のような用語とルールが使われています。
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平均のシフトや標準偏差の増加など、単一のサブグループにおける異常を検出する。なお、ばらつき図(R・S・移動範囲)にて、ばらつきの変化を見ることができます。
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ウェストガードルールは、管理図を右クリックしたときに表示されるメニューまたはウィンドウの左側に表示される[警告]オプションの[ウエストガードルール]サブメニューを使って実行します。各テストには、判断基準となるルールの省略形が名前としてついています。たとえば「1 2s」は、1つの点が平均から2標準偏差離れているかどうかのテストを表します。
ルール1 2Sは、管理限界を平均から2標準偏差の位置に設定します。Levey-Jennings管理図でよく使用されています。管理限界を超える点が1つでもあると、このルールにより検出されます。
ルール1 3Sは、管理限界を平均から3標準偏差の位置に設定します。Levey-Jennings管理図でよく使用されています。管理限界を超える点が1つでもあると、このルールにより検出されます。
ルール2 2Sは、連続した2つの点が平均から2標準偏差より離れているケースを検出します。
ルールR 4Sは、1つの点が平均から2標準偏差以上離れ、その前の点が、平均から逆の方向に2標準偏差以上離れたケースを検出します。
ルール4 1Sは、連続した4点が平均から1標準偏差より離れているケースを検出します。
ルール10 Xは、連続した10点が平均の片側(上または下)にあるケースを検出します。