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品質と工程
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VマスクCUSUM管理図
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VマスクCUSUM管理図の概要
CUSUM管理図(累積和管理図)は、個々の測定値やサブグループの平均値の、目標値からのズレの累積和を描きます。CUSUM管理図は、工程の平均における小さなシフトを検出するのに役立ちます。通常のShewhart管理図は、シフトが2~3シグマを超えている場合など、突発的で大きな変化は検出できますが、シフトが1シグマだけの場合など、小さな変化を検出しにくいという短所があります。
CUSUM管理図の形式としては、この章で説明するVマスク形式のほかに、表形式のCUSUM管理図もあります。表形式のCUSUM管理図を作成するには、
「CUSUM(累積和)管理図」
章(117ページ)
を参照してください。次のような理由で、Vマスク形式よりも、表形式のCUSUM管理図を推奨します。
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Vマスクは、各時点での決定限界を見るのに移動させる必要があります。1つの場所だけにVマスクを配置すればいいのではありません。
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Vマスク形式での累積和は、目標にぴったり合った工程でもグラフの中心から大きく外れることがあります。
注意:
Montgomery(
2013
)は、「Vマスク手順の使用には強く反対」しています。