ここで扱うデータ例は、2サイクルエンジンのオイル用添加剤を8オンスずつ缶に充填する機械から測定されたものです。充填の工程は統計的管理状態にあると考えられています。工程は、充填された缶全体の平均重量(μ0)が8.10オンスになるように調整されています。前回の分析から、充填重量の標準偏差(σ0)が0.05オンスであることがわかっています。
サブグループとして4缶を標本抽出し、重量を計測する作業を、1時間に1回、12時間にわたって行いました。「Oil1 Cusum.jmp」データテーブルの各行は、「重量」の測定値と、それが測定された「時間」です。データは、「時間」の昇順で並べられています。ここでは、2σを決定限界とします。
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[分析]>[品質と工程]>[CUSUM(累積和)管理図]を選択します。
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「重量」を選択し、[Y]をクリックします。
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「時間」を選択し、[X]をクリックします。
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[OK]をクリックします。
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図5.6 CUSUM管理図
メモ: Montgomery(2013)は、「CUSUM管理図においては、かなりの「規模の経済性」(economy of scale)があるか、またはその他の妥当な理由がある場合だけ、2以上のサイズのサブグループを用いるべき」と述べています。表形式CUSUM管理図で合理的なサブグループを使用しても、管理図による検出力が改善されるとは限りません。