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一般原因通常原因)による変動。安定状態にある工程でも、測定値のランダムなばらつきは避けられません。ばらつきが通常原因によるものだけの場合、測定値は予測される限界内に収まります。
異常原因特殊原因)による変動。特殊原因による変動がある場合の例としては、工程平均が変わる、管理限界の外に点が見られる、測定値が徐々に上がるまたは下がる傾向にあるなどが挙げられます。このような変動は、ツールや機械の故障、装置の劣化、原材料の変化などが要因となっている可能性があります。工程における変化や不具合は通常、異常原因による測定値のばらつきとして現れます。
管理図がどれほど役に立つかは、標本抽出の方法により左右されます。標本抽出は合理的に計画してください。工程を代表するサブグループを選択する必要があります。合理的なサブグループ化とは、工程の標本抽出時に、特殊原因が群内変動ではなく群間変動として現れるようにサブグループを選択することです。