散布図の下には、ノンパラメトリックな累積分布関数を重ね合わせて描いたプロット(「ノンパラメトリック」プロット)が表示されます。このプロットでは、グループ間の違いを視覚的に見ることができます。「Devalt.jmp」サンプルデータの場合、「時間」の違いを検討するために、さまざまなスケールを指定できます。また、確率プロットのノンパラメトリック推定に対する信頼区間の種類として、[同時]と[時点別]のいずれかを選択できます(この結果は[ノンパラな信頼区間の表示]がオンの場合に表示されます)。さらに、[分布による信頼区間の表示]と[ノンパラな信頼区間の表示]のいずれかを選択できます。
「時点別」信頼区間は、時点ごとに計算した95%信頼区間をプロットに表示します。一方、「同時」信頼区間は、すべての時点を考慮した同時信頼区間をプロットに表示します。寿命分析における時点別信頼区間および同時信頼区間、そして同時信頼区間の意味についてはMeeker and Escobar(1998, ch. 3)を参照してください。
この例の「Wilcoxon検定」(「Devalt.jmp」の「ノンパラメトリック」プロットと「Wilcoxon検定」)は、統計的に有意であり、いずれかのグループの確率分布は他のグループのものと何らかの違いがあることを示しています。この例ではカイ2 乗値が大きく、p値が小さいですが、「ノンパラメトリック」プロットにおいても「温度」間で差があることが視覚的に分かります。