前節のTobitモデルは、ゼロで打ち切られた正規分布を仮定しています。データ値がゼロとなっている行は、左側打ち切りになっていると考えられます。前項では「非線形回帰」プラットフォームを追加しましたが、Tobitモデルは「生存時間(パラメトリック)のあてはめ」プラットフォームでもあてはめることができます。それには2つのY列によって左打ち切りであることを表します。ここでの例では、まず、先ほどのデータテーブルに対して左側打ち切りを示す新しい列を追加します。その追加する新しい列は、左側打ち切りを示すデータ行には欠測値を含み、 それ以外のデータ行には「耐用期間」の観測値を含むようにします。このようにデータを作成すれば、新しく追加した列を区間打ち切りの区間の下限に、既存の「耐用期間」の列を区間の上限として使うことができます
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[列]>[列の新規作成...]を選択します。
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「列名」に「durable0」と入力します。
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[列プロパティ]を選択して、[計算式]をクリックします。
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[条件付き]>[If]を選択し、「耐用期間」を選択します。
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[比較]>[a == b]を選択してから0と入力し、Enterキーを押します。
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「else節」と表示されたボックスを選択し、「耐用期間」を選択します。
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図14.14 「durable0」の列式
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[OK]をクリックします。
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[OK]をクリックします。
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「durable0」を選択し、[イベントまでの時間]をクリックします。
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「耐用期間」を選択し、[イベントまでの時間]をクリックします。
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「年数」と「流動性」を選択し、[追加]をクリックします。
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「分布」を[正規]に変更します。
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[実行]をクリックします。
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図14.15 Tobitモデルの結果