サンプルデータの「Reliability」フォルダにある「TurbineEngineDesign2.jmp」データテーブルは、信頼性成長試験のデータです。3つの試験フェーズにおけるタービンエンジンの故障数が記録されています。最初の2列は、故障が生じた期間を示しています。この期間は、試験開始から数えた日数で記録されています。故障が生じた正確な時点は不明で、期間内のいずれかの時点で起こったとしかわかっていません。
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[分析]>[信頼性/生存時間分析]>[信頼性成長]を選択します。
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「修正」を[イベント度数]に指定します。
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「設計のフェーズ」を[フェーズ]に指定します。
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[OK]をクリックします。
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「信頼性成長」の赤い三角ボタンをクリックし、[モデルのあてはめ]>[区分Weibull-NHPP]を選択します。
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「累積イベント数」グラフは、「観測データ」の「累積イベント数」グラフです。青い縦の点線は、フェーズの境界を示しています。「Revised」フェーズの最初のデータは、14行目です。14行目の「開始日」列の値は「91」ですので、「Revised」フェーズの開始時間は、91日目と認識されています。同様に、「Final」フェーズの最初のデータは、23行目です。23行目の「開始日」列の値は「200」ですので、「Final」フェーズの開始時間は、200日目と認識されています。
図10.23 「累積イベント数」グラフ
「区分Weibull-NHPP」レポートが、「モデル」アウトラインノードの下に表示されます(「平均故障間隔」グラフ)。平均故障間隔は、3つのフェーズを経て、徐々に延びていることがわかります。また、「推定値」レポートを見ると、betaの推定値は徐々に減少しています。
図10.24 「平均故障間隔」グラフ