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「修理可能システムのシミュレーション」プラットフォームは、修理可能なシステムをシミュレーションし、その停止時間(outage time)を分析するためのプラットフォームです。「停止時間」とは、計画されたメンテナンスや予想外の故障によって、システムが稼動していない時間(システムが「オフ」になっている時間)の合計です。
修理可能なシステムの状態は、ダイヤグラムで描かれます。ダイヤグラムにおけるブロック図形は1 つまたは複数の部品(component; 要素)を示し、それらの部品は矢印で繋がれています。部品が稼動できる状態(故障していない状態)にあることは、「使用できる状態」(functional)と言います。部品は、直列または並列に接続できます。部品が直列に接続されている場合、いずれかの部品が故障するとシステム全体は使用できない状態になります。部品が並列に接続されている場合、すべての部品が故障したときに限り、システム全体は使用できない状態になります。
「開始」と「終了」を繋ぐ経路のうち、少なくとも1つの経路が繋がっている状態を、「経路が遮断されていない」(uninterrupted)と言います。経路が遮断されていない場合、システム全体は使用できる状態にあります。経路が遮断された場合、システム全体は使用できない状態になります(「ダウン」の状態になります)。いずれかのブロックが故障しても、経路が遮断されなければ、システムは使用できる状態になっています。
各部品の特性を設定するために、イベントやアクションを各部品に追加できます。「イベント」とは、「部品が故障した」・「予定されていたメンテナンス作業が行われた」・「システムの運用が開始された」など、システムにおいて発生する事象です。一方、「アクション」とは、特定のイベントが生じた後にどのように対応するかを表すものです。1つまたは複数のアクションを各イベントに定義することにより、あるイベントが起こった後に、個々の部品やシステム全体をどうするかを決めます。