JMPでは、カスタマイズ後のツールバーやボタンをどのユーザに公開するかを柔軟に指定できます。変更後の設定内容を、ここではカスタマイズセットと呼びます。カスタマイズセットは、.jmpcust という拡張子の付いたテキストファイルに保存されます。デフォルトでは、自分でカスタマイズした内容は本人(現在のユーザ)にしか適用されません。コンピュータにログオンし、JMPを起動する他のユーザが、自分以外のユーザの個人用ツールバーやメニューを見ることはありません。
[現在のユーザ]のカスタマイズセットを変更すると、そのセットのバックアップファイルが、 Windowsの「ユーザー」フォルダ内の「JMP」フォルダ、「JMPPro」フォルダ、または「JMPSW」に作成されます。
すべてのユーザのカスタマイズセットを変更すると、そのセットのバックアップファイルが、 Windowsの「All Users」フォルダ内の「JMP」フォルダ、「JMPPro」フォルダ、または「JMPSW」に作成されます。
「All Users」フォルダは通常の方法で参照しようとしても表示されません。Windowsエクスプローラのアドレスフィールドにパスを入力する必要があります。
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[変更]をクリックします。
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カスタマイズセットを変更しようとした際に、その時点で選択されているセットに対する変更内容が保存されていない場合は、変更内容を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。[変更を保存]をクリックします。
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「変更するカスタマイズセット」パネルでカスタマイズセットを選択します (デフォルトでは、変更内容は[現在のユーザ]カスタマイズセットにのみ適用されます)。選択できるオプションについては、第 “カスタマイズセットのオプション”で説明しています。
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(オプション)選択したカスタマイズセットの基になるセットを変更するには、「作成時のセット」パネルで該当するセットを選択します ([すべてのユーザ]カスタマイズセットの場合は選択できません)。選択できるオプションについては、第 “カスタマイズセットのオプション”で説明しています。
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[OK]をクリックします。
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カスタマイズした本人だけが変更内容を表示できます。このカスタマイズファイルは、usercust.jmpcustという名前です。このファイルを手動で変更すると、予期しない結果を招くことがあります。
コンピュータ上でJMPを起動するユーザ全員に変更内容が適用されます。このカスタマイズファイルは、admincust.jmpcustという名前です。
ここで変更したいJMPアドインを選択し、「作成時のセット」で[JMPアドインのカスタマイズ]を選択すると、該当のアドインを変更できます。なお、無効化されているアドインは、カスタマイズセットを変更しても、有効にするまで変更内容はメニューに表示されません。
ここで変更したい.jmpcustファイルを選択すると、該当のファイルを変更できます。なお、.jmpcustファイルは、テキスト形式です。
これを選択すると、変更後のカスタマイズセットが、新規のファイルに保存されます (変更を行った後、[保存]をクリックして、新規のファイルに名前を付け、選択したフォルダに保存してください)。