基本的な統計分析 > 分割表分析 > 一致性の統計量
公開日: 04/01/2021

一致性の統計量

注: 統計的詳細については、[一致性の統計量]オプションを参照してください。[一致性の統計量]オプションの例も参照してください。

2変数の水準がまったく同じ場合には、[一致性の統計量]オプションが使用できます。このオプションは、カッパ統計量(Agresti 1990)の算出と、Bowkerの対称性検定を行います。カッパ統計量に対しては、標準誤差、信頼区間、仮説検定が計算されます。

この節で紹介しているカッパ統計量とp値は近似値ですが、正確な値も計算できます。正確検定を参照してください。

カッパ

カッパ統計量。

標準誤差

カッパ統計量の標準誤差。

下側95%

カッパ統計量に対する両側信頼区間の下限。

上側95%

カッパ統計量に対する両側信頼区間の上限。

p値(Prob>Z)

カッパ統計量に対する片側検定のp値。「カッパ統計量が0である」という帰無仮説を検定します。

p値(Prob>|Z|)

カッパ統計量に対する両側検定のp値。

カイ2乗

分割表の対称性に対するBowker検定の検定統計量。Bowker検定の帰無仮説は、「分割表における割合が対称になっている(すべてのセルにおいてpij=pjiである)」というものです。なお、XとYが2水準の場合、Bowker検定は、McNemar検定と等しくなります。

p値(Prob>ChiSq)

Bowker検定のp値。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).