公開日: 04/01/2021

Image shown here実験データの分析

計画のデータテーブルを作成したら、ソフトウェア試験を実施し、それらの結果を「応答」列に記録してください(図20.6)。「Software Data.jmp」データテーブルに、試験の結果が含まれています。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Software Data.jmp」を開きます。

2. 「テーブル」パネルで、「分析」スクリプトの横にある緑の三角ボタンをクリックします。

図20.7 ソフトウェアの実験データを分析する 

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「要約」アウトラインを見ると、失敗した試験が3つ、結果が得られなかった試験(結果が欠測値となっている試験)が4つあります。

「Failure Analysis Details(失敗分析の詳細)」アウトラインは、関連する3次交互作用別に分けた失敗の内訳を示します。このアウトラインに一覧されている因子水準の組み合わせは、その組み合わせを含むすべての試験が失敗に終わったものだけです。3因子の水準から構成されるある組み合わせを含む試験のうち、いずれかの試験が成功した場合、その組み合わせがシステムの故障の原因であるとは考えられません。

「Webブラウザ」がFirefox、「OS」がMacintosh、「RAM」が8 MBのときに、失敗が2回生じています。この組み合わせは、「接続速度」の設定とは無関係に、結果が失敗になっています。

3. 「3 Factor Interactions(3因子間の交互作用)」レポートの最初の行を選択します。

図20.8 「分析」レポートで交互作用を選択する 

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すると、データテーブル内で該当する行と列が選択されます。

図20.9 データテーブル内の該当する行と列 

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3つの失敗が、「Webブラウザ」「RAM」「接続速度」の組み合わせに関連しています。これらの失敗のうちの2つ(Firefox、8 MB、1~5 Mbpsの組み合わせとFirefox、8 MB、>5 Mbpsの組み合わせ)は、「Webブラウザ」「OS」「RAM」の交互作用で生じる2つの失敗と同じものです。この例のように、レポート内で行のいずれかを選択すると、データテーブル内で該当する行と列が選択されます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).