計画のデータテーブルができたら、試験を実施し、それらの結果を「応答」列に記録してください。「Phone Data.jmp」データテーブルに、試験の結果が含まれています。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Phone Data.jmp」を開きます。
2. 「テーブル」パネルで、「分析」スクリプトの横にある緑の三角ボタンをクリックします。
図20.16 電話の実験データを分析する
「要約(Summary)」アウトラインを見ると、失敗した試験が3つあります。
「失敗分析の詳細(Failure Analysis Details)」アウトラインには、「2因子間の交互作用(2 Factor Interactions)」レポートが表示されています。2因子間の交互作用となっているのは、失敗を検出する交互作用の強度として2次を指定したからです。
「2因子間の交互作用(2 Factor Interactions)」レポートには、3つの失敗の原因であり得る組み合わせが表示されています。「発呼側インターフェース」の「A」と「受呼側電話」の「公衆(Coin)」の組み合わせが、3つの失敗すべての原因である可能性があります。あるいは、他の組み合わせのいくつかによって、各失敗が生じているのかもしれません。
3. 「2因子間の交互作用(2 Factor Interactions)」レポートの最初の行を選択します。
データテーブルで、4、16、19行目が選択されます。これらの組み合わせでは、「市場」、「発呼側電話」、「受呼側インターフェース」の設定とは無関係に失敗が生じます。ただし、この組み合わせ以外が原因となって失敗が生じている可能性もあります。