「特性曲線」には、起動ウィンドウで指定した各項目の項目特性曲線(Item Characteristic Curve; ICC)が含まれます。特性曲線は、初めは閉じています。
項目特性曲線は、項目への正答率と能力との関係をプロットしたものです。能力は標準化されているので、能力が0である受験者が平均的能力をもっていることを意味します。能力レベルに対して、観測された正答率が点でプロットされています。あてはめられた特性曲線と、その点とを比較すれば、モデルの適合度がよくわかります。また、特性プロットには、情報量曲線と、特性曲線の変曲点を示す縦線も描かれます。情報量曲線は、項目特性曲線の傾きをプロットしたものです。よって、情報量曲線は、変曲点において最大となります。
図11.5 項目特性曲線
ヒント: 「項目分析」の赤い三角ボタンのメニューにある[横に並べるプロット数]オプションを使って、1行あたりに表示されるプロットの数を変更できます。