[セルの各ペア比較]・[標本の各ペア比較]・[スコア平均の比較]オプションの結果では、それぞれの標本グループをA、B、Cといった比較用のアルファベット文字で表しています。27番目以降の標本グループには、「A1」、「B1」のように、アルファベット文字の後に数字が付けられます。比較に関するオプションを使用すると、これらのアルファベット文字がクロス表における行見出し(表側の見出し)右側に表示されます。これらのアルファベット文字は「比較」列での水準を識別するのに使用されます。
比較結果がアルファベット文字で示されたクロス表
「比較」列のアルファベット文字は2つの水準間に有意差があることを示します。比較される2つの水準に関して、アルファベット文字を含んでいる行が1つの水準であり、「比較」列のアルファベット文字がもう1つの水準を示しています。グループ間に有意差がある場合、シェアが小さい方のグループのアルファベット文字が、もう一方のグループのセルに表示されます。アルファベットが大文字になっている場合は、小文字よりも有意性が高いことを示します。デフォルトでは、p値が0.05以下のときに大文字で、0.10以下のときに小文字で表示されます。たとえば、図では、以下のことがわかります。
• 上記のクロス表では、最初の「ファミリー」行の「比較」列に「B」というアルファベット文字が入っています。この「B」は「スポーツ」との関連性を示しています。つまり、「スポーツ」と「ファミリー」における生産国の違いが有意水準5%で有意になっていることを示しています。「B」が「ファミリー」行に表示されているのは、「スポーツ」の合計数(100)が「ファミリー」の合計数(155)より少ないためです。
• 「スポーツ」行の「比較」列に表示されている「c」は、「スポーツ」と「ワーク」を比較した場合、生産国の割合には有意水準10%で有意差があることを示しています。「c」が「スポーツ」行に表示されているのは、「スポーツ」の合計数(100)が「ワーク」の合計数(48)より多いためです。
度数が小さい場合の警告は、アスタリスクで比較のセルに表示されます。1つのアスタリスク(*)は、その水準に含まれる応答が100より少ないことを示します。また、2つのアスタリスク(**)は、30よりも少ないことを示します。図では、「ワーク」行の「比較」列にアスタリスクが1つ表示されています。この警告が表示されているのは、「ワーク」の合計数(48)が100より少ないためです。
有意水準や警告する度数の閾値は「カテゴリカル」プラットフォームの環境設定で変更できます。環境設定の変更について詳しくは、環境設定の変更を参照してください。
ヒント: 比較を表すアルファベット文字を、大文字と小文字の両方ではなく一方だけを使用する場合は、環境設定の「小文字で示す有意水準」を0に設定してください。
以下の例は、比較文字の使い方を紹介しています。