システム内に、故障の原因が2つ以上存在することがあります。たとえば、製造工程にいくつかの段階があり、どの段階で生じた故障でもシステム全体の故障につながる場合などです。異なる原因での故障が互いに独立している場合、各原因の分布を推定した結果から、システム全体の故障時間をモデル化することができます。このモデル化では、各原因の分布を推定するのに、該当する原因以外の故障を打ち切りデータとして扱います。
「競合原因分析」の赤い三角ボタンのメニューには、次のようなオプションがあります。
原因の削除
指定した原因を除去した場合の、生存率の推定値を算出します。
原因座標の保存
テーブルに「log(–log(生存率))」という新しい列が追加されます。この統計量は、原因ごとに時間変数に対してプロットするときに使うことができます。
Weibull線
Weibull線をプロットに追加します。
ハザードプロット
ハザードプロットを追加します。
シミュレーション
データから推定された各Weibull分布をもとにシミュレートされた故障時間と故障原因が、新しいデータテーブルに作成されます。