公開日: 04/01/2021

新しいデータテーブルの作成

新しいデータテーブルを作成したり、新しいデータテーブルを作成してその参照をグローバル変数に格納したりできます。どちらの場合も、テーブル名を引数として指定します。

New Table( "My Table" );

または

dt = New Table( "My Table" );

以下の節で、New Table()関数のオプションの引数について説明します。

Private、Invisible、Visible

visibilityは、新しいデータテーブルが表示される場所を指定するオプションの引数です。visibility
( "invisible" )
はデータテーブルを非表示にします。そのデータテーブルは、JMPホームウィンドウおよび[ウィンドウ]メニューにのみ表示されます。visibility( "private" )はデータテーブルを開くという動作を回避します。visibility( "visible" )はデータテーブルを表示します。"visible"はデフォルト値です。

New Table( "My Table", visibility( "private" ) );

プライベートデータテーブルは、テーブルを見えない状態にし、使用されないようにします。スクリプトがその処理の中で生成した、人の目に触れないようにしたいデータを格納するために、プライベートデータテーブルを作成する場合などがあります。メモリを節約するためではありません。

データを表示して操作する必要がないときは非表示データテーブルを用います。

注:

プライベートデータテーブルを使用することの利点は、テーブル内のデータのサイズに左右されます。たとえば、データテーブルに5列と20行しか含まれていない場合には、データテーブルをPrivateに指定することにより節約できるメモリは、そのデータテーブル全体で使うメモリの中で比較的大きな割合を占めます。しかしながら、たとえば100万行100列を超えるようなテーブルの場合は、実際のデータに比べるとウインドウを表示する分のオーバーヘッドは小さくなります。

N Table()が開いているデータテーブルの数を戻すとき、プライベートテーブルは数えられません。

プライベートテーブルは、Current Data Table()を用いて現在のテーブルにすることはできません。

アクション

新しいデータテーブルの定義に使えるオプションの引数です。たとえば、次のスクリプトはLittle Classという名前の新しいデータテーブルを作成します。行を3つと名前のついた列を2つ追加し、テーブルの各セルに値を入力します。

dt = New Table( "Little Class",
	Add Rows( 3 ),
	New Column( "名前",
		Character,
		"Nominal",
		Set Values( {"KATIE", "LOUISE", "JANE"} )
	),
	New Column( "身長( インチ)",
		"Continuous",
		Set Values( [59, 61, 55] )
	)
);
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