データテーブルやデータテーブル内のオブジェクトを操作するには、まずデータテーブルを開き、そのオブジェクトに参照を割り当てる必要があります。『スクリプトガイド』では、データテーブルオブジェクトの参照をdtと表記します。
JSLでオブジェクトを操作するには、そのオブジェクトを表す参照にメッセージを送り、タスクのどれかを実行するよう要求します。メッセージとは、特定の状況のもとで、特定のタイプのオブジェクトだけが理解できるコマンド群のことです。たとえば、データテーブルオブジェクトへのメッセージには、Save、New Column、Sortなどがあります。これらのメッセージのほとんどは、たとえばプラットフォームオブジェクトなど、他のオブザベーションに対しては何の意味も持ちません。
この章では、以下の項目について解説します。
• データテーブルに参照を割り当てる方法
• 参照にメッセージを送り、指定のアクションを実行させる方法
• データテーブルオブジェクトが理解できるメッセージの種類
この章の大部分は、データテーブルや列、行、値などのデータテーブルオブジェクトに送ることができる各種メッセージに焦点を当てています。
ヒント: データテーブルの操作に使用できるJSLコマンドの大半は説明していますが、すべてを網羅しているわけではありません。包括的なリストについては、JMPの[スクリプトの索引]を参照してください。[ヘルプ]>[スクリプトの索引]を選択します。メニューから[オブジェクト]、次に[Data Table]を選択します。