要約テーブルは、平均、中央値、標準偏差、最小値、最大値など、データテーブルの要約統計量を含むテーブルです。デフォルトでは、要約テーブルはでその元となったテーブルにリンクされています。要約テーブル内で行を選ぶと、元のテーブル内でも対応する行が強調表示されます。
dt << Summary( <private>, <invisible>, <Group( column )>, <Weight( column )>, <Freq( column )>, <N>, <Mean( column )>, <Std Dev( column )>, <Min( column )>, <Max( column )>...
「要約」起動ウィンドウにリストされる統計量であれば、どれでも含めることができます。
次の例は、「Fitness.jmp」サンプルデータテーブルから要約テーブルを作成します。デフォルトでは、要約テーブルに各水準の行数を示す「N」列が含まれます。次のスクリプトを実行すると、「性別」ごとの「走行時間」の平均の表が作成されます。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Fitness.jmp" );
dt << Summary(
Group( :性別 ),
Mean( :走行時間 ),
);
スクリプトでFreqやWeightの列を指定すると、データテーブルで事前に設定されている[度数]や[重み]の役割の列より優先されます。事前に設定された[度数]や[重み]の役割の列を使用しないようにするには、"none"というキーワードを指定します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Fitness.jmp" );
dt << Summary(
Group( :性別 ),
Mean( :走行時間 ),
Weight( "none" )
);
要約テーブルが元のテーブルにリンクしないようにするには、Link to Original Data Table( 0 )を指定します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Fitness.jmp" );
dt << Summary(
Group( :性別 ),
Mean( :走行時間 ),
Link to Original Data Table( 0 )
);