スクリプトガイド > データタイプ > 日付時間の関数と形式 > データテーブル内の日付時間値
公開日: 04/01/2021

データテーブル内の日付時間値

日付時間入力と表示形式の変更

データテーブルでは、日付時間値を1つの形式(入力形式)でのみ入力できます。入力した値は、基準日からの秒数として内部に保存され、別の日付時間形式で表示されます。Informat()関数とFormat()関数を使って、これを制御できます。

Informat()は、文字列の日付時間値と、その文字列に使用されている日付形式を指定すると、ddMonyyyy形式で日付を戻します。

Informat( "19May2011 11:37:52", "ddMonyyyy h:m:s" );

19May2011:11:37:52

Format()は、基準日からの秒数(または秒数を戻す日付時間関数)を取り、指定の形式で日付を戻します。

Format( 3388649872, "ddMonyyyy h:m:s" );

"19May2011 11:37:52"

Format( Today(), "ddMonyyyy h:m:s" );

"19May2011 11:37:52"

列にd/m/y h:m形式の日付を入力し、日付をm/d/y形式で表示してみましょう。Input Formatは入力形式を定義し、Formatは表示形式を定義します。たとえば、次のようになります。

New Table( "製品の組立",
	Add Rows( 1 ),
	New Column( "日付",
		Numeric,
		"Continuous",
		Format( "m/d/y" ),
		Input Format( "d/m/y h:m" ),
		Set Values( [3126917100] )
	)
);

FormatInput formatの値は、データテーブルの列プロパティに表示されます(図6.3)。セルをクリックして編集する際、日付時間値は入力時の形式で表示されます。値を変更したり、新しい値を入力したりすると、その列の[表示形式]で指定されている形式で値が表示されます。

図6.3 日付時間の表示と入力値の例 

Image shown here

注:

列の値を文字から数値に変換するスクリプトでは、Format()Informat()を指定して欠測値を回避します。詳細については、文字の日付を数値の日付に変換を参照してください。

使用するコンピュータによっては、『スクリプトガイド』とは異なり、日付区切り文字がスラッシュ(/)文字ではないことがあります。

時間値は、24時間形式、または午前・午後という識別子を付けた形式で入力します。

表6.4に、日付時間関数の引数として、またはデータテーブル形式として使用できる形式を示します。これらの形式 は、データ列へのFormatメッセージのformat引数として使うこともできます。形式の設定または取得を参照してください。

特定の日付時間関数については、『スクリプト構文リファレンス』の日付と時間関数を参照してください。

注: 日付と時間をコロンまたはTで区切る日付時間形式は、常に24時間形式を使用します。その他の形式は、コンピュータの地域設定に従います。

表6.4 日付時間形式

タイプ

形式引数

日付だけ

"m/d/y"

"01/02/1999"

"mmddyyyy"

"01021999"

"m/y"

"01/1999"

"d/m/y"

"02/01/1999"

"ddmmyyyy"

"02011999"

"ddMonyyyy"

"02Jan1999"

"Monddyyyy"

"Jan021999"

"y/m/d"

"1999/01/02"

"yyyymmdd"

"19990102"

"yyyy-mm-dd"

“1999-01-02“

"yyyyQq"

1999Q1

日付と時間

"m/d/y h:m"

"01/02/1999 13:01"

"01/02/1999 午後 1:01"

"m/d/y h:m:s"

"01/02/1999 13:01:55"

"01/02/1999 午後 1:01:55"

"d/m/y h:m"

"02/01/1999 13:01"

"02/01/1999 午後 1:01"

"d/m/y h:m:s"

"02/01/1999 13:01:55"

"02/01/1999 午後 1:01:55"

"y/m/d h:m"

"1999/01/02 13:01"

"1999/01/02 午後 1:01"

"y/m/d h:m:s"

"1999/01/02 13:01:02"

"1999/01/02 午後 1:01:02"

"ddMonyyyy h:m"

"02Jan1999 13:01"

"02Jan1999 午後 1:01"

"ddMonyyyy h:m:s"

"02Jan1999 13:01:02"

"02Jan1999 午後 1:01:02"

"ddMonyyyy:h:m"

"02Jan1999 13:01"

"02Jan1999 午後 1:01"

"ddMonyyyy:h:m:s"

"02Jan1999 13:01:02"

"02Jan1999 午後 1:01:02"

"Monddyyyy h:m"

"Jan021999 13:01"

"Jan021999 午後 1:01"

"Monddyyyy h:m:s"

"Jan021999 13:01:02"

"Jan021999 午後 1:01:02"

経過日数と時間

":day:hr:m"

"34700:13:01"

":33:001:01 PM"

":day:hr:m:s"

"34700:13:01:02"

":33:001:01:02 PM"

"h:m:s"

"13:01:02"

"午後 01:01:02"

"h:m"

"13:01"

"午後 01:02"

"yyyy-mm-ddThh:mm"

1999-01-02T13:01

"yyyy-mm-ddThh:mm:ss"

1999-01-02T13:01:02

時間の長さ

":day:hr:m"

“52:03:01”

(52日3時間1分)

":day:hr:m:s"

“52:03:01:30”

(52日3時間1分30秒)

"hr:m"

“17:37”

(17時間37分)

"hr:m:s"

“17:37:04”

(17時間37分4秒)

"min:s"

“37:04”

(37分4秒)

以下の形式は、日付時間をコンピュータの地域設定に従って表示します。これらの形式は、表示にのみ適用され、データテーブルへの日付の入力には使用できません。例は、米国のロケールを使用した場合です。

短い日付

"Date Abbrev"

(表示のみ)“01/02/1999"

長い日付

"Date Long"

(表示のみ)"Saturday, January 02, 1999"

ロケールの日付

“Locale Date”

(表示のみ)“01/02/1999"

ロケールの日時

“Locale Date Time h:m”

(表示のみ)01/02/1999 13:01“または“01/02/1999 01:01 PM“

“Locale Date Time h:m:s”

(表示のみ)“01/02/1999 13:01:02“または“01/02/1999 01:01:02 PM“

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).