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公開日: 04/01/2021

満足度プロファイルと最適化

満足度関数は、1つまたは複数の応答変数に対して定義できます。複数の応答変数について最適化を行う場合は、複数の異なる最適条件を設定したいことがあるでしょう。たとえば、ある応答変数は最大化し、別の応答変数は最小化し、もう1つの応答変数は特定の目標値に近づけたい、といった最適化を行いたいことがあるでしょう。

そのような場合には、各応答変数に対して別々の満足度関数を指定してください。複数の応答変数に対する全体の満足度関数は、各応答変数の満足度関数の幾何平均として定義されています。複数の応答変数に対する全体の満足度関数の詳細については、Derringer and Suich(1980)を参照してください。

満足度関数を使うには、「予測プロファイル」のタイトルバーにある赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[最適化と満足度]>[満足度関数]を選択します。

注: 応答列に「応答変数の限界」プロパティが設定されている場合、満足度関数はデフォルトで表示されます。

このコマンドによって、プロット行列の一番下に新しい行が追加され、満足度をグラフ化したものが表示されます。図3.9にあるとおり、この行は各因子の満足度トレースを示すプロットから成ります。さらに、各Y変数の満足度関数を調整するための列も追加されます。全体の満足度の値は、満足度トレースの行における縦軸の左側に0~1の範囲で表示されます。

図3.9 予測プロファイルの満足度関数 

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