データテーブルに保存されたスクリプトは、JSL Encrypted()関数またはInclude( Char to Blob() )関数を使って暗号化することもできます。
• JSL Encrypted()の方が、1つの関数を含むだけなので簡単です。暗号化スクリプトの中にコメントを含めることもできます。
• Include( Char to Blob() )では、コメントを含めることはできますが、スクリプトの中ではありません。
注: 暗号化スクリプト内の列計算式は暗号化されません。これらの列計算式を暗号化するには、JSL Encrypted()関数内に列計算式を含めます。
データテーブルのスクリプトを暗号化するには、次の手順に従います。
1. スクリプトをスクリプト編集ウィンドウに配置します。
すでにデータテーブルに保存されているスクリプトを直接暗号化することはできません。
2. 「スクリプト」ウィンドウで、[編集]>[スクリプトの暗号化]を選択します。
3. 暗号解読パスワードを入力します。
4. (オプション)実行パスワードを入力します。ユーザは、このパスワードを入力しなければ暗号化されたスクリプトを実行できません。
5. 暗号解読パスワードのみを指定した場合、[はい]をクリックして、実行パスワードを指定しないことを確認します。
暗号化されたスクリプトが、新しいスクリプトウィンドウに表示されます。
6. 暗号化されたスクリプト全体をコピーします。
7. 新しいデータテーブルスクリプトを作成するか、既存のスクリプトを開きます。
8. ウィンドウ内のスクリプトの部分に、次のいずれかの関数を入力します。
JSL Encrypted( "" );
Include( Char to Blob( "" ) );
9. 関数の引用符の中に暗号化スクリプトを貼り付けます。
10. [OK]をクリックします。
図8.5 暗号化されたデータテーブルスクリプトの例