ROC曲線を表示するには、次の手順に従います。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Penicillin.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「反応」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「Ln用量」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
「度数」が自動的に[度数]に設定されます。これは、[度数]の役割が、あらかじめ「度数」列に割り当てられているためです。
5. [OK]をクリックします。
6. 「反応をLn用量によってロジスティックであてはめ」の赤い三角ボタンをクリックし、[ROC曲線]を選択します。
7. 「Cured」を陽性として選択し、[OK]をクリックします。
注: この例では、名義尺度の応答のROC曲線を示します。順序尺度のROC曲線の詳細については、『予測モデルおよび発展的なモデル』のROC曲線を参照してください。
この例では、「反応」を応答として、「Ln用量」を説明変数としています。応答を予測する確率が、前述した説明によって計算され、それらの結果に基づきROC曲線が描かれます。なお、「ROCテーブル」では、「感度 - (1 - 特異度)」が最も大きい行にアスタリスクが付けられます。
ROC曲線と「ROCテーブル」の例
ROC曲線が対角線より明らかに上にあるため、モデルの予測能力は高いと言えます。