公開日: 04/01/2021

「最大対数価値」オプションの例

データの標本サイズが大きくなると、p値が極端に小さくなる場合があります。このような場合も、対数価値を利用すれば、p値をグラフにわかりやすく表示できます。ただし、場合によっては、p値が小さすぎるせいで対数価値が大きくなりすぎ、スケールに影響が出ることがあります。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Probe.jmp」を開きます。

2. [分析]>[スクリーニング]>[応答のスクリーニング]を選択します。

3. 「応答のスクリーニング」起動ウィンドウで、「Responses」列グループを選択して[Y, 応答変数]をクリックします。

4. 「工程」を選択し、[X]をクリックします。

5. [ロバスト]チェックボックスをオンにします。

6. [OK]をクリックします。

この分析では推定のために反復計算が行われるため、終了するまでに時間がかかることがあります。

7. 「応答のスクリーニング」レポートで、「Robust FDR LogWorth by Effect Size」レポートを開きます。

このプロットは、「Robust FDR LogWorth」の値が大きすぎる点(約58,000になっている点)があるせいで、それ以外の部分が見づらくなっています。グラフの細部を十分確認できるように、対数価値の最大値を設定できます。

図21.14 「Robust FDR LogWorth」と「Effect Size」のプロット(「最大対数価値」は未指定) 

8. ステップ1からステップ5の手順を繰り返します。

9. 起動ウィンドウ下部の「最大対数価値」ボックスに「1000」と入力します。

10. [OK]をクリックします。

分析が終了するまで、時間がかかることがあります。

11. 「応答のスクリーニング」レポートで、「Robust FDR LogWorth by Effect Size」レポートを開きます。

今回は、プロットの細部がわかりやすく表示されます。

図21.15 「Robust FDR LogWorth」と「Effect Size」のプロット(「最大対数価値」= 1000) 

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).