「因子」アウトラインで因子を追加します。
図7.18 「因子」アウトライン
「因子」アウトラインには、次のようなボタンがあります。
連続変数
「N個の因子を追加」で指定した数だけ、連続尺度の因子が追加されます。
カテゴリカル
「N個の因子を追加」で指定した数だけ、カテゴリカルな因子が追加されます。
削除
選択されている因子が削除されます。
N個の因子を追加
指定の種類の因子が追加されます。因子の数を入力し、[連続変数]または[カテゴリカル]をクリックします。「N個の因子を追加」を繰り返すことで、異なる種類の因子を複数追加することができます。
ヒント: 因子の設定を保存したい場合には、「因子」パネルへの入力が完了した後に、赤い三角ボタンのメニューから[因子の保存]を選択してください。これにより、因子の名前と値がデータテーブルに保存され、後で再利用できるようになります。決定的スクリーニング計画のオプションを参照してください。
「因子」アウトラインには、次のような列があります。
名前
因子の名前。追加した因子には、デフォルトで「X1」、「X2」...という名前がつきます。名前を変更するには、ダブルクリックして任意の名前を入力します。
役割
因子の役割を指定します。役割は、「因子の役割」列プロパティとしてデータテーブルに保存されます。この列プロパティがあることで、因子の種類は適切にモデル化されます。
値
実験における因子の設定。値を変更するには、デフォルトの値をクリックし、任意の値を入力します。
「因子」アウトラインでは、次のような作業ができます。
• 因子名を編集するには、因子名をダブルクリックします。
• 値を編集するには、「値」列の値をクリックします。
連続変数
数値データを値として取る因子。連続変数とは、指定した下側限界から上側限界までの任意の数値に設定できる因子のことです。
カテゴリカル
2水準で、数値または文字の値を取ります。カテゴリカルな因子の値は、入力したときの左から右の順序で並べられます。この順序は、作成された計画のデータテーブルの各列における「値の表示順序」列プロパティに保存されます。
データテーブルには、各因子のさまざまな列プロパティが保存されます。
因子の役割
データテーブルにおけるすべての因子の列に、「因子の役割」列プロパティが割り当てられます。この「因子の役割」列プロパティの値は、実験を計画するときに指定した役割によって決まります。また、「計画のオプション」でブロック因子を含めることを指定した場合には、そのブロック因子の「因子の役割」列プロパティに「ブロック」が割り当てられます。「因子の役割」列プロパティは、データをモデル化するときに、どのように因子を用いるかを示しています。また、「因子の役割」列プロパティの値は、「拡張計画」プラットフォームでも使われます。
因子の変更
決定的スクリーニング計画で作成されたデータテーブルにおいては、因子の列における「因子の変更」列プロパティは、「容易」に設定されます。決定的スクリーニング計画では、1回の実験ごとに因子水準の変更を変更するものと仮定します。「因子の変更」の値は、「拡張計画」プラットフォームと「計画の評価」プラットフォームでも使われます。
コード変換
因子の役割が連続変数である場合は、「コード変換」列プロパティが保存されます。このプロパティは、最小値が-1、最大値が+1になるように因子の値を変換します。「最小2乗法によるあてはめ」レポートの推定値と検定は、変換後の値に基づいて計算されます。
値の表示順序
因子の役割がカテゴリカルまたはブロックの場合は、「値の表示順序」列プロパティが保存されます。この列プロパティによって、因子水準の表示順序が決まります。
ブロックあたり実験回数
ブロックあたりの実験回数を示します。「計画のオプション」アウトラインでブロック因子に関するいずれかのオプションを選択した場合、[計画の作成]をクリックすると、「ブロック」というデフォルト名の因子が「因子」リストに追加されます。その因子に対して、「ブロックあたり実験回数」列プロパティが保存されます。