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公開日: 04/01/2021

IR管理図(個々の測定値と移動範囲の管理図)の例

サンプルデータの「Quality Control」フォルダの「Pickles.jmp」データは、ピクルスのバットに含まれた酸度をまとめたものです。ピクルスは酸に敏感な上に大きなバットで製造されるため、酸度が高すぎるとバット全体が不良品になってしまいます。4つのバット内の酸度を、毎日午後1時・2時・3時に計測し、日付・時刻・酸度の測定値をデータテーブルにまとめました。IR管理図(個々の測定値と移動範囲の管理図)を作成し、横軸に日付のラベルを表示します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Pickles.jmp」を開きます。

2. [分析]>[品質と工程]>[旧機能の管理図]>[IR]を選択します。

3. 管理図の種類として[個々の測定値][移動範囲(平均)]を選択します。

4. 「酸度」を選択し、[工程]をクリックします。

5. 「日付」を選択し、[標本ラベル]をクリックします。

6. [OK]をクリックします。

図M.21にある個々の測定値と移動範囲の管理図では、各バット内の酸度が描かれています。

注: 「メディアン移動範囲」管理図にすることもできます。管理図の種類として「メディアン移動範囲」と「個々の測定値」を選択した場合、個々の測定値の管理図は、移動範囲の平均ではなく、移動範囲の中央値(メディアン)をシグマの計算に使用します。

図M.21 「Pickles」データに対する個々の測定値と移動範囲の管理図 

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