[複合因子検定]オプションは、交互作用があるときに表示されます。モデルの主効果ごとに、その主効果に関連するすべての項(主効果と交互作用の項)のすべての係数がゼロであるかどうかが同時検定されます。この検定は、関連するパラメータがすべて0であることを検定します。つまり、この検定は、現在のモデルと、制限を付けたモデルとを比べる検定になっています。その制限を付けたモデルでは、該当する効果に関係するすべてのパラメータが、交互作用を含めて、ゼロに固定されます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Big Class.jmp」を開きます。
2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
3. 「体重(ポンド)」を選択し、[Y]をクリックします。
4. 「次数」ボックスに「2」と表示されていることを確認します。
5. 「年齢」、「性別」、「身長(インチ)」を選択し、[マクロ]>[設定された次数まで]をクリックします。
6. [実行]をクリックします。
7. 「応答 体重(ポンド)」の赤い三角ボタンをクリックし、[推定値]>[複合因子検定]を選択します。
図3.33 「複合因子検定」レポート
「年齢」の検定では自由度が15になっています。この検定では、「年齢」の5つのパラメータ、「年齢*性別」の5つのパラメータ、および「身長(インチ)*年齢」の5つのパラメータについて調べます。この検定の帰無仮説は、15個のパラメータがすべてゼロであるというものです。