[名義ロジスティック]と[順序ロジスティック]の各手法を起動するには、[分析]>[モデルのあてはめ]を選択し、[Y]として1つまたは複数の連続尺度でない列を指定します。[Y]に複数の列を指定した場合、各列にモデルがあてはめられます。
図11.5 「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで[名義ロジスティック]を選択したところ
すべての手法に共通の「モデルのあてはめ」ウィンドウの要素の詳細については、モデルの指定を参照してください。「列の選択」の赤い三角ボタンのメニューのオプションについては、『JMPの使用法』の列フィルタメニューを参照してください。[名義ロジスティック]と[順序ロジスティック]の各手法に固有の情報をここで紹介します。
「ロジスティック」手法においても、モデル効果に欠測値が含まれている場合、それらの欠測値を1つのカテゴリとして処理することができます。それには、「モデルの指定」の赤い三角ボタンのメニューから、[欠測値をカテゴリとして扱う]を選択します。
切片項を除いたモデルを指定するには、「モデルのあてはめ」ウィンドウの「モデル効果の構成」パネルで[切片なし]を選択します。[切片なし]オプションは、[順序ロジスティック]の手法には使用できません。
ロジスティック回帰モデルで分子とするほうのイベントは、「モデルのあてはめ」ウィンドウの[イベントを示す水準]オプションで定義します。このオプションは、[名義ロジスティック]手法で2値の応答列を指定した場合のみ使用できます。
注: 「モデルのあてはめ」プラットフォームの「ロジスティック」手法では、すべての応答が1つの列に含まれるようにデータを積み重ねる必要があります。しかし、実際には応答データが複数の列に記録されている場合もあるでしょう。複数列の応答を1列に変換する例については、複数列の度数を積み重ねる例を参照してください。