応答変数が離散値を取る場合は、「モデルのあてはめ」プラットフォームを使ってロジスティック回帰モデルをあてはめることできます。「モデルのあてはめ」プラットフォームでは、ロジスティック回帰モデルのあてはめに2種類の手法が用意されています。どちらの手法を使用するかは、応答列の尺度(名義尺度または順序尺度)によって決まります。
応答変数が名義尺度の場合は、[名義ロジスティック]手法を使って多水準のロジスティック関数に線形モデルをあてはめます。
応答変数が順序尺度の場合は、[順序ロジスティック]手法を使って累積確率のロジスティック関数(累積ロジット関数)に線形モデルをあてはめます。
どちらの手法も、モデルの尤度比検定、混同行列、ROC曲線、リフトチャートを作成します。応答が2水準の場合に[名義ロジスティック]手法を使うと、オッズ比とその信頼区間も求められます。
図11.1 名義ロジスティック回帰モデルのロジスティックプロット