公開日: 04/01/2021

管理限界の指定

管理限界の計算は、k(K シグマ)の値を入力するか、α(アルファ)の確率を入力するか、または、工程変数の列プロパティもしくは事前に作成した限界値のデータテーブルから読み込むか、のいずれかの方法で指定できます。限界値のデータテーブルおよび[限界値の取得]ボタンについては、限界値の保存と取得で説明しています。[Kシグマ(k×σ)]または[Alpha]のいずれかを指定する必要があります。[Kシグマ(k×σ)]のデフォルト値は3です。

Kシグマ(kxσ)

このオプションは、標本標準誤差に対する倍数によって、管理限界を設定します。[Kシグマ(k×σ)]を指定すると、期待値より標準誤差のk倍だけ大きい値および小さい値が管理限界になります(なお、期待値は、管理図に中央線として描かれます)。kを指定するには、[Kシグマ(kxσ)]のラジオボタンをクリックし、テキストボックスに正の値を入力します。通常は、kを3(3xσ)を設定します。

Alpha

管理限界(確率限界(probalibity limits)とも呼ばれる)として、工程が管理された状態にあるときに、サブグループの統計量が管理限界を超える確率(α)を使用します。αを指定するには、[Alpha]ラジオボタンをクリックし、確率の値を入力します。通常、αには0.01~0.001の数値を設定します。

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