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公開日: 04/01/2021

リスト演算子と関数

表7.1は、リスト演算子とその構文を示しています。

表7.1 リスト演算子

演算子および等価の関数

構文

説明

As List()

As List(matrix)

行列をリストに変換して戻す。行列に複数の列がある場合は、各行を1つのリストとしたリストのリストを戻します。

=

+=

-=

*=

/=

++

--

Assign()

Add To()

SubtractTo()

MultiplyTo()

DivideTo()

Post Increment()

Post Decrement()

{list} = {list}

{list} += value

{list} -= {list}

...

割り当て演算子の対象がリストで、割り当てられる値がリストの場合は、個々の項目について割り当てが行われる。左側にあるリストの最終的な値は、L-value(左辺に指定できるもの)、つまり値を割り当てることができる名前でなければなりません。

注:

リストが等しいことを調べるときは、
=ではなく、==を使います。

JMPには、プレインクリメント演算子やプレデクリメント演算子がありません。代わりに、(+=)であるAdd To()演算子、または(-=)であるSubtract To()演算子を使用します。

||=

Concat To()

Concat To(list1, list2, ...)

2番目とそれに続くリストを1番目のリストの最後に挿入します。

||

Concat()

Concat(list1, list2, ...);

最初のリストのコピーを戻します。その後に追加のリストが挿入されている場合はそのコピーも戻します。

Eval List()

Eval List(list)

リスト(list)内の式を評価した後のリストを戻す。詳細については、リストの評価を参照してください。

Insert Into()

Insert Into(list, x, <i>)

リスト(list)の指定箇所(i)に新しい項目(x)を挿入する。iを指定しなかった場合、項目は最後尾に挿入されます。この関数は元のリストを変更します。

Insert()

list = Insert(list, x, <i>)

リスト(list)の指定箇所(i)に新しい項目(x)を挿入したlistを戻す。iを指定しなかった場合、項目は最後尾に挿入されます。この関数は元のリストを変更しません。

Is List()

Is List(arg)

argList(items)または{items}で作成されたリストである場合に真(1)を戻し、そうでない場合に偽(0)を戻す。空のリストであってもリストなので、IsList({ })は真を戻します。miss=.(missという変数の値が欠測値である)の場合、IsList(miss)は欠測値ではなく偽を戻します。

{ }

List

List(a, b, c)

{a, b, c}

一連の項目を持つリストを作成する。項目は、他のリストを含め、どのような式でもかまいません。項目はカンマで区切る必要があります。テキストは二重引用符(" ")で囲むか、変数に保存して変数として呼び出す必要があります。

N Items

N Items(list)

指定されたリスト(list)内の項目数を戻す。変数に割り当てることも可能です。

Remove From()

Remove From(list, <i>, <n>)

リスト(list)のi番目からn個の項目を削除する。nを指定しなかった場合、iにある1項目だけが削除されます。niを指定しなかった場合、最後の1項目だけが削除されます。この関数は元のリストを変更します。

Remove()

Remove(list, <i>, <n>)

リスト(list)のi番目からn個の項目を削除した結果を戻す。nを指定しなかった場合、iにある1項目だけが削除されます。niを指定しなかった場合、最後の1項目だけが削除されます。この関数は元のリストを変更しません。

Reverse Into()

Reverse Into(list)

リスト(list)の項目の順序を逆にする。この関数は元のリストを変更します。

Reverse()

Reverse(list)

リスト(list)の項目の順序を逆にした結果を戻す。この関数は元のリストを変更しません。

Shift Into()

Shift Into(list, <n>)

リスト(list)の最初のn個の項目をリスト(list)の末尾に移動する。nを指定しなかった場合、最初の1項目だけを末尾に移動します。この関数は元のリストを変更します。

Shift()

Shift(list, <n>)

リスト(list)の最初のn個の項目を末尾に移動した結果を戻す。nを指定しなかった場合、最初の1項目だけを末尾に移動します。この関数は元のリストを変更しません。

Sort Ascending()

Sort Ascending(list)

リスト(list)の項目を昇順に並べた結果を戻す。この関数は元のリストを変更しません。

Sort Descending()

Sort Descending(list)

リスト(list)の項目を降順に並べた結果を戻す。この関数は元のリストを変更しません。

Sort List Into()

Sort List Into(list)

リスト(list)の項目を昇順に並べる。この関数は元のリストを変更します。

Sort List()

Sort List(list)

リスト(list)の項目を昇順に並べた結果を戻す。この関数は元のリストを変更しません。

[ ]

Subscript()

list[i]

x = list[i]

list[i] = value

a[b, c]

Subscript(a, b, c)

リスト(list)からi番目の項目を抽出する。添え字は、リストまたは行列でもかまいません。

Substitute()

Substitute(list, pattExpr1, replExpr1, ...)

各パターン式のインスタンスに、対応する代替式を代入して、文字列、リスト、または式のコピーを戻す。SubstituteとSubstitute Intoを参照してください。

Substitute Into()

Substitute Into(list, pattExpr1, replExpr1, ...)

各パターン式のインスタンスに、対応する代替式を代入して、文字列、リスト、または式を変更する。メモ:リスト(list)または式は変数でなければなりません。詳細については、SubstituteとSubstitute Intoを参照してください。

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