平均のひし形は、標本平均とその信頼区間を表します。
平均のひし形と標本サイズに比例したX軸の例
次の点を確認してください。
• 各ひし形の上下の点が、各グループの(1 - α) × 100%の信頼区間を表します。このひし形の信頼区間は、誤差の分散がすべての観測値において等しいという前提のもとに計算されています。よって、ひし形の高さは、グループ内にある標本サイズの平方根の逆数に比例します。
• [標本サイズに比例したX軸]オプションが選択されているときは、横軸に沿った各グループの幅(ひし形の横幅)が、そのグループ(X変数の各水準)の標本サイズに比例します。そのため、幅の狭いひし形は縦長になる傾向があります。それは、標本サイズが小さいグループの信頼区間は広くなるためです。
• 各ひし形の中央を横切る線はグループ平均を表します。
• グループ平均から上下に離れた位置に引かれている線はオーバーラップマークです。グループの標本サイズが等しい場合、オーバーラップマークを見ると、2つのグループ平均が所定の信頼水準において有意に異なるかどうかがわかります。オーバーラップマークは、グループ平均 ± で計算されます。標本サイズが等しいとき、あるひし形の両側のオーバーラップマークが2つとも、別のひし形のオーバラップマークを超えていない場合は、所定の信頼水準において2つのグループが異ならないことを意味します。
• 平均のひし形は、プラットフォームのメニューから[平均/ANOVA/プーリングしたt検定]または[平均/
ANOVA]オプションを選択すると自動的に表示されますが、赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[表示オプション]>[平均のひし形]を選択すれば、いつでも表示/非表示を切り替えることができます。