プラットフォームの起動ウィンドウで[OK]([モデルのあてはめ]の場合は[実行])をクリックすると、「モデルの設定」パネルが表示されます。
図6.7 PLS回帰の「モデルの設定」パネル
注: JMP Proでは、「モデルの設定」パネルの「検証法」部分の表示形態が異なります。
「モデルの設定」パネルでは以下を指定できます。
手法の指定
モデルをあてはめる方法を選択します。[NIPALS]と[SIMPLS]の2つがあります。応答変数が1つしかない場合は、2つの手法のいずれで推定しても、推定されたモデルは同じになります。2つのアルゴリズムの違いについては、「PLS回帰」プラットフォームの統計的詳細を参照してください。
検証法
検証法を選択します。選択された検証法によって、最適な因子数が決められます。JMP Proで、プラットフォームの起動ウィンドウで検証列を指定した場合、これらのオプションは表示されません。
保留
指定された割合のデータを検証セットに使用し、残りのデータをモデルのあてはめに使用します。
K分割法
まず、元のデータをK個に分割します。そして、順番に、(K-1)個分のデータにモデルがあてはめられ、残っているデータでモデルが検証されます。全部でK回モデルがあてはめられます。この方法は、少ないデータを効果的に利用するので、小規模なデータセットに適しています。
1つ取って置き法
1つ取って置きの交差検証法(LOOCV; Leave-One-Out Cross Validation)を実行します。
なし
最適な因子数を決めるのに、検証法を使用しません。因子数は[因子の検討範囲]で指定します。
因子の検討範囲
どの検証法も使用しない場合は、因子をいくつにするかを指定します。いずれかの検証法を使用する場合は、ここで指定された値が、検証するためにあてはめられるモデルの因子数の上限となります。
因子の指定
[実行]をクリックして最初のモデルをあてはめた後に表示されます。新しいモデルのあてはめに使用する因子数を指定します。