「順序ロジスティックのあてはめ」の赤い三角メニューには、以下のようなオプションがあります。
保存
次のような保存に関するオプションがあります。
確率の計算式の保存
データテーブルに新しい列が作成され、応答変数の水準ごとに、説明変数とパラメータの線形結合式、各水準が生じる確率の予測式、そして、最も生じる確率が高い応答変数の値を計算する予測式が保存されます。
応答が順序尺度のモデルで、水準数をrとしたとき、次の列が作成されます。
– 「線形」という列。切片項を除いた説明変数の線形結合を計算する式が保存されます。
– 「累積確率[j]」という列。水準j = 1, 2, ..., r - 1ごとに、応答変数の値が水準j以下である累積確率を計算する式が保存されます。「累積確率[j = 1, 2, ... r - 1]」の値は1以下になっています。
– 「確率[j = 1, 2, ... r - 1]」という列(1 < j < r)。水準ごとに、応答変数の値が水準jになる確率を計算する式が保存されます。確率[j]は累積確率[j]と累積確率[j - 1]の差です。確率[1]は累積確率[1]に等しく、確率[r]は1 – 累積確率[r - 1]です。
– 「最尤 応答変数名」という列。計算された確率の予測値に従って、最も生じる確率が高い水準を保存した列です。
確率の計算式を発行
確率の計算式を作成し、それを「計算式デポ」レポート内の計算式列スクリプトとして保存します。「計算式デポ」レポートが開いていない場合は、このオプションを選択すると、「計算式デポ」レポートが新たに作成されます。『予測モデルおよび発展的なモデル』の計算式デポを参照してください。
分位点の保存
(応答変数が数値で、順序尺度である場合のみ使用可能。)現在のデータテーブルに「分類(5%閾値)」、「分類(50%閾値)」、「分類(95%閾値)」という列を作成し、これら3つの確率に対する応答変数の分位点を保存します。
期待値の保存
(応答変数が数値で、順序尺度である場合のみ使用可能。)現在のデータテーブルに「分類(期待値)」という列を作成し、期待値(応答変数の値と予測確率の線形結合)を保存します。