「一変量の分布」プラットフォームでは、変数がカテゴリカル(名義尺度または順序尺度)か連続尺度かによって、変数の処理方法が異なります。
カテゴリカル変数の場合、最初に表示されるグラフはヒストグラムです。ヒストグラムとは、順序尺度または名義尺度の変数の各水準をそれぞれ1本の棒で表したものです。モザイク図(分割された棒グラフ)を追加することもできます。
「度数」レポートには度数と割合が表示されます。赤い三角ボタンのメニューを使用して、割合に対する信頼区間や検定を追加することもできます。
分析対象の変数が数値で連続尺度の場合は、ヒストグラムと外れ値の箱ひげ図が最初に表示されます。ヒストグラムは、連続変数の値をいくつかのグループに分け、各グループをそれぞれ1本の棒で表したものです。次のプロットも必要に応じて表示できます。
• 正規分位点プロット
• 分位点の箱ひげ図
• 幹葉図
• 累積確率プロット
レポートには、分位点と要約統計量が表示されます。赤い三角ボタンのメニューには、他にも次のようなレポートオプションがあります。
• 順位、確率スコア、正規分位点などをデータテーブルの新しい列に保存する([保存]オプション)
• ある定数に対して、列の平均や標準偏差を検定する([平均の検定]オプションと[標準偏差の検定]オプション)
• 様々な確率分布をあてはめたり、ノンパラメトリックな密度曲線を求めたりする([連続分布のあてはめ]オプションと[離散分布のあてはめ]オプション)
• 品質管理を目的とした工程能力分析を実施する。
• 信頼区間、予測区間、許容区間。