「信頼性ブロック図」は、システムの部品を図示し、各部品の信頼性がシステム全体の正常動作にどの程度影響するかを確認するための図です。図における各ブロックが、システムの各部品を表します。また、矢印によって、各部品の接続状態を表します。
信頼性ブロック図は、直列系(部品を直列に接続)と並列系(部品を並列に接続)で構成されます。直列系では、部品のどれか1つでも故障すると、システム全体の機能が損なわれます。一方、並列系(冗長)のシステムでは、部品がすべて故障しない限り、システム全体の機能は損なわれません。また、K-out-of-N系のシステム(N個中K個の部品が機能していれば、システムは正常動作するシステム)も図に表すことができます。
信頼性ブロック図の初期画面では、左側に「開始」ブロック、右側に「終了」ブロックが配置されています。図形ツールを使用して、自分が調べたいシステムを図に表します。「開始」ブロックから各部品を接続していき、最後に「終了」ブロックまで接続します。