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公開日: 04/01/2021

列およびテーブル変数の値の参照

他の列やテーブル変数など、データテーブルの他の部分にある値を参照する計算式を作成できます。

計算式が他の列の値を参照している場合、その計算式が設定された列の値は、参照先の列の値に依存します。計算式が参照する列を変更すると、この列に依存する列も変化します。参照している列を削除すると、計算式を含む列には空の項目が表示されます。

テーブル変数の値を参照する計算式を作成する場合、これらのテーブル変数がデータテーブルに存在している必要があります。テーブル変数は、テーブル全体に使用できる文字ストリングです。テーブル変数名は、データテーブルの左側にある「テーブル」パネルに表示されますテーブル変数の使用を参照してください。

ヒント: 計算式エディタ内の値からテーブル変数を作成するには、値を右クリックし、[値からテーブル変数を作成]を選択します。

以下の例は、「Companies.jmp」サンプルデータテーブルで計算式列を再作成する方法を示しています。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Companies.jmp」を開きます。

2. 最後の列の右にある空白を右クリックし、[列の新規作成]を選択します。

すると、列情報ウィンドウが表示されます。

3. 「列名」の横に“Profit by Sales”と入力します。

この列に、既存の「利益/売上 (単位:%)」列にある計算式を再作成します。

4. 「列プロパティ」リストで、[計算式]を選択します。

計算式エディタが開きます。編集ウィンドウ内のボックスを囲んでいる青い枠は、そのボックスが選択されていることを示しています。

5. ボックスが選択されている状態で、「列」リストで「利益($M)」を選択します。

図7.3 「利益($M)」列の追加 

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6. ボックスが選択されている状態で、[割り算]ボタン(Image shown here)をクリックします。

図7.4 割り算記号の追加 

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7. 図に示されているようにボックスが選択されている状態で、「列」リストで「売上($M)」を選択します。

図7.5 「売上($M)」列の追加 

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8. 計算式領域で、外側のボックスをクリックして選択します。

図7.6 計算式の選択 

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9. [掛け算]ボタン(Image shown here)をクリックします。

図7.7 掛け算記号の追加 

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10. 新しいボックスが選択されている状態で、“100”と入力し、Enterキーを押します。

図7.8 計算式に100を掛けた状態 

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11. [OK]をクリックします。

列が計算値で満たされます。

12. 最後の列を右クリックし、[列情報]を選択します。

13. 列情報ウィンドウで、「表示形式」リストから[固定小数点]を選択し、「総桁数」の横に“10”、「小数桁数」の横に“2”と入力します。

これで、列の総桁数と小数桁数が指定されました。

14. [OK]をクリックします。

新しい計算式列の値が「利益/売上 (単位:%)」計算式列と同じになります。

ヒント:

Altキー(macOSの場合はOptionキー)を押しながら列をクリックすると、選択されているフィールドが空でない場合でも、その列に置き換えられます。

「列」のコンテキストメニューには、置換オプションが2つあります。[選択した部分式のインスタンスをすべて置換]を選択すると、選択されている式のすべてのインスタンスが、現在選択されている列に置き換えられます。[選択されている部分式を列で置換]を選択すると、サポートされている関数(SumやPlusなど)に対し、選択されている式が複数の列に置き換えられます(以前のShift + クリック)。

JSLスクリプトにより、独自の関数を定義し、列変換に使用することもできます。『スクリプトガイド』のカスタム関数の作成、変換、フォーマットを参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).