スクリプトを対話的に作成した場合は、すでに起動ウィンドウで列を指定しているため、それらを指定し直す必要はありません。しかし、スクリプトを最初から自分で作成する場合は、通常、分析する列を指定します。たとえば、次の行は「一変量の分布」プラットフォームを起動し、「身長( インチ)」列と「体重( ポンド)」列をY変数として指定しています。
Distribution( Y( :Name("身長(インチ)"),:Name("体重(ポンド)")));
ヒント: 列に送ることのできるすべてのメッセージを表示するには、[ヘルプ]>[スクリプトの索引]>[Data Table]>[Column Scripting]を選択してください。
列への参照を作成すると、その列にアクセスしたり、メッセージを送ったりできるようになります。それぞれの列参照をJSL変数内に格納すると、YやXの役割、およびスクリプト内のその他の場所で、列名の代わりにそれらの変数を使用できます。
たとえば「Big Class.jmp」では、次のようにして「体重(ポンド)」の列参照としてYcolを、「身長(インチ)」の列参照としてXcolを作成できます。最後の行はメッセージをXcolに送ってデータタイプを取得しています。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
Ycol = Column( "体重(ポンド)" );
Xcol = Column( "身長( インチ)" );
Xcol << Get Data Type;
ログには、Xcol(「身長(インチ)」列)のデータタイプである“数値”が出力されます。
データテーブルに保存するスクリプトでは、プレーンテキストではなく、:スコープ演算子を使った列参照を参照するのが便利です。データテーブルの列の名前が変更された場合に、スクリプト内の列参照が更新されます。