注: 文字$# -+/%()&|;?を含んでいるデータテーブル名はサポートされません。
As SQL Expr(x, <style>)
説明
式を、SQLのSelectステートメントで使用できるコードに変換し、文字列で戻す。リテラルな式を指定する場合には、Expr(...)で、その式を囲んでください。また、式が変数name内に格納されている場合には、NameExpr(name)と指定してください。このように指定しないと、式が評価された後の結果が渡されます。
戻り値
有効なSQL構文に変換された式を含む文字列。構文は、SQLのSelectステートメントで使用できます。
New SQL Query(Connection ("ODBC:connection_string")|("SAS:connection_string"), Select(Column("column", "t1")), From(Table("table", <Schema("schema")>, <Alias("t1")>)), <Options(JMP 12 Compatible(1)|JMP 13 Compatible(1)|Run on Open(1)))>
New SQL Query(Connection("ODBC:connection_string;")|("SAS:connection_string;"), Custom("SELECT col1, col2, col3 FROM table;")), <Options(JMP 12 Compatible(1)|JMP 13 Compatible(1)|Run on Open(1))>
指定した接続、列、データテーブル、または独自のSQLクエリーのSQLクエリーオブジェクトを作成する。
戻り値
クエリー対象のデータを含むデータテーブル。そのデータテーブルには、クエリーを変更および更新するためのSQLクエリー文字列とテーブルスクリプトが含まれています。
引数
Connection
ODBC接続またはSAS接続のための文字列。
Select
選択したい列とその別名。
From
クエリー対象のテーブル、および(オプションで)スキーマと列の別名。
Custom
指定したテーブルの列を選択するSQLステートメント。
Version
クエリーを開くのに必要なJMPの最低バージョン。この条件が満たされない場合は、互換性に関するメッセージがログに書き込まれ、クエリーは開かれません。
Options
ブール値。[クエリービルダー]の環境設定で、JMP 12との互換性を維持するオプションを選択すると(または、[クエリービルダー]の赤い三角ボタンのメニューで同等のオプションを選択すると)、生成されたスクリプトにJMP 12 Compatibleが挿入されます。このオプションを指定すると、互換性に問題があるJMP 13のクエリーも、JMP 12で実行することができます。クエリーを編集モードで開くのではなく、開くと同時に実行するには、Run on Open(1)を指定します。
例
New SQL Query(
Connection(
"ODBC Connection String..."
),
QueryName( "g6_Movies" ),
Select( Column( "ItemNo", "t1" ), Column( "LengthMins", "t1" ), Column( "Genre", "t1" ) ),
From( Table( "g6_Movies", Schema( "SQBTest" ), Alias( "t1" ) ) )
) << Run Background( On Run Complete( dt = queryResult ) );
Show( dt );
クエリービルダーは、On Run Complete()スクリプトのコンテキストにおいてqueryResultというシンボルを作成します。これは、クエリによって読み込まれたデータテーブルへの参照です。queryResultにより、テーブルにグローバル変数を割り当てて後で使用することが可能になります。
Query(<<dt1|Table(dt1, alias1)>, ..., <dtN, aliasN)>>, <private | invisible>, <scalar>, sqlStatement )
説明
選択されたデータテーブルに対し、SQLクエリーを実行する。
戻り値
クエリーの結果(データテーブルまたは1つの値)。
引数
dt1, dtN
(オプション)データテーブルに割り当てられた変数。
Table
(オプション)データテーブルへの参照を渡す。
alias1, aliasN
データベーステーブルの別名を指定する。
private
(オプション)結果のデータテーブルを表示しない。プライベートのデータテーブルを使用すると、データへのアクセスが高速化しますが、データテーブルデータを保持するために必要なメモリが節約できるわけではありません。
invisible
(オプション)データテーブルを非表示にする。データテーブルは、「JMPホームウィンドウ」と[ウィンドウ]メニューにのみ表示されます。なお、非表示のデータテーブルは、明示的に閉じるまでメモリ内にとどまるため、不要になったものは閉じるよう注意してください。非表示のテーブルを明示的に閉じるには、Close(dt)を実行します。ここで、dtは、データテーブル参照の変数です。
scalar
(オプション)クエリーが1つの値を戻すよう指定する。
sqlStatement
必須。SQLステートメント(通常はSELECTステートメント)。SQLステートメントは、必ず、最後の引数として指定します。
例
次の例では、15歳以上の生徒のデータをすべて選択します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
result = Query( Table( dt, "t1" ), "SELECT * FROM t1 WHERE age > 14;" );
メモ
Query()がサポートするSQLiteコマンドについては、JMPクエリーで使用可能なSQL関数を参照してください。その他の例については、『スクリプトガイド』のSQLクエリーの記述を参照してください。